ソニー α7SのXAVC SとAVCHD の画質を比較してみました。
今回α7Sを購入した動機の一つであった、ソニーの新しいコーデック、XAVC Sの画質を、従来から採用されているAVCHDのそれと比較してみました。
SONY α7S(ILCE-7S) Comparing AVCHD and XAVC ...
28Mbpsと50Mbpsですから、情報量がほぼ倍違うわけですね。見事に、その影響が出ています。海の波の描かれ方の違いがわかるでしょうか。
AVCHD 28Mbpsの60pでは、XAVC Sに比べて波の動きが簡略化されて描かれています。60iの17Mbpsとなると、さらにその違いは顕著に。
やはり、α7SのXAVC Sへの対応は、α7やα7Rと比べた時、画質面で大きなアドバンテージだなと感じました。
XAVC Sフォーマットの動画はFinal Cut Pro Xで編集できるか?
ソニーのα7Sや、4K対応のハンディカムFDR-AX100、高級コンデジのサイバーショットRX100m3などが対応している新しい動画フォーマット、XAVC S。
XAVC Sって何?
XAVCという業務用のフォーマットを、家庭用の機材でも使いやすいようにMP4でラッピングしたものらしいのです。
従来、家庭用ビデオカメラや一眼レフのフルHD動画は、ソニーとパナソニックがつくったAVCHDが主流でした。AVCHDって、ファイル形式が特殊で扱いにくいのと、圧縮がかかり過ぎててちょっと画質が悪い。一番画質がよいAVCHD 2.0 (Progressive)の60pでも28Mbpsが最高です。
XAVC Sのフルハイビジョンは50Mbps、4K動画は150Mbpsと、時間あたりのデータの量が程よく増えたので、その分画質が良くなってる(はず!)というわけです。
詳しい話はこちらを見ていただくのが早いかと思います: XAVCって何ぞや? 【基礎知識編】:MONOは試し:So-netブログ
さて、新しいフォーマットが出てくると、心配になるのが、いま使っている動画編集ソフトでも対応しているのか?というところ。
XAVC SはMP4ファイル。なので、扱いやすい。
MP4ファイルなので、つまり、カメラで動画撮影したら、拡張子が.mp4のファイルがSDカードに入っているわけですね。これはすごく扱いやすい。そして、既存の動画編集ソフトでも、最近のものは使えるようです。
私の使っているAppleのFinal Cut Pro Xでも、フルHD撮影したXAVC S動画をそのまま取り込み、編集ができました。ただ、4KのXAVC Sが編集できるのか、試していないのでわかりません。4Kだと編集するマシンのスペックもかなり高く無いと快適に編集できないでしょうね。
Edius Pro 7やAdobe Premiere Pro CCなどでもXAVC Sに対応しているということです。
そのうち、AVCHD 2.0とXAVC Sの画質比較などもやってみたいと思っています。
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ソニー α7S を買いました。
はじめてのフルサイズ一眼レフとして、ソニーのα7S(ILCE-7S)を買いました。
α7Sを買った理由。
すでにデジタル一眼カメラでは、ソニーのα550、α57、NEX-5、α6000を所有しています。一番出動回数が多いのはα57ですかね。
写真を撮る分には、趣味の範囲では今までの機材で十分満足しているので、あとは、フルサイズならではのボケ味のある写真と、ボケ味のあるデジ一ムービーもどっちも同じぐらい楽しんでみたいなーと思って購入した次第です。
α7Sにする決め手になったのは以下の理由でしょうか。
- フルサイズ一眼なのに小さくて軽い。
- XAVC S 50Mbpsのフルハイビジョン動画が撮れる。(α57やα6000はAVCHD 2.0 60p 28Mbpsが上限)
- ISO409600という脅威の高感度特性
- サイレントシャッター機能(タイムラプスを撮るときのシャッターの回数による寿命短縮が気になるので)
- いままでのAマウント/Eマウント資産が使える
という感じでしょうか。巷で騒がれている4K対応はあまり期待してません。まぁいつか4Kを撮ろうと思った時にも、外部レコーダーつければ対応できるというのは、心強いっちゃ心強いのですが。
α7とα7Sを比較してみると
- サイズやデザインはほぼ同一
- α7のほうが安い(かなり)
- XAVC S、4K、サイレントシャッターはα7Sのみ対応
- ISO感度はもちろんα7Sのほうが上限が高い
- α7のほうが2400万画素、α7Sは1200万画素
- α7はコントラストAF+位相差AFのファストハイブリッドAF、α7SはコントラストAFのみ。
- 若干つくりがα7のほうが安っぽい
α7Rとα7Sを比較してみると
- サイズやデザインはほぼ同一
- α7Rのほうが若干安い(ほぼ同じ)
- XAVC S、4K、サイレントシャッターはα7Sのみ対応
- ISO感度はもちろんα7Sのほうが上限が高い
- α7のほうが3600万画素、α7Sは1200万画素
- どちらもコントラストAFのみ。
- 写真をじっくり撮るならα7Rのほうが良さそう。
こうやって比較してみると、
- α7は万人向け。AF性能が良いのでスピードがあるものの撮影に向いている。動画は普通。
- α7Rは高解像度写真向け。スタジオとか、自然、風景をじっくり撮るのに向いている。動画はやや不向き。
- α7Sは高感度を要する写真と動画向き。
という感じでしょうか。
α7SをフルサイズEマウントの一台目にチョイス。
今回はとりあえず、動画でとことん遊びたいので、α7Sを購入してみましたが、今後、さらに必要が生じたら、α7かα7Rを買い足そうという感じで考えております。まぁ、EOS 5Dとかに比べると、本体が安い分、複数買ってもいいんじゃないかという気がしています。
このブログでこれから書きたいこと
これからこのブログで、まずはα7Sの動画に関することをいろいろ書いていきたいと思っています。ついでに、YouTubeのほうにチャンネルを作っています。そちらに作品などを公開していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。